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卒業生の声

  • 6月24日
  • 読了時間: 28分

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合格体験記   大阪大学経済学部現役合格  T.K


 私が三樹学園に入塾したのは高校一年生の時です。 入塾した理由は二つあり、一つ目は大学 受験において最重要科目である数学で周りと差をつけること、二つ目は今まで学んだ事を確認するためでした。

 入塾するまでは、自分はできるほうだと過信していたのですが、 入塾して良問といわれる問題を実際に授業で解き、自分の穴がぼろぼろ見つかっていったのを覚えています。 そしてその理由は明白で、先先進むことに必死になっていて、復習をおろそかにしていたからでした。しかし、この三樹学園に入り、先生に復習の重要さを何度も何度もしつこいぐらい叩きこまれ (復習ノートまでいただきました)それを実践していくうちに、 自然と自分の中に解法のストックができ、自分の穴が次第に塞がれていき、さらには、初見の問題においても、昔やった問題と関連させることで、ある程度は解けるようになりました。これは三樹学園に通っていたおかげです。

 最後になりますが、私がこの春を笑顔で迎えることができたのは、もちろん自分が努力したのもそうですが、それ以上に、やはり周りの様々な人の支えがあったからこそです。特に数学の分野では、早くから復習の重要性を教えて下さった三樹学園の先生の支えのおかげです。本当に感謝しています。本当にありがとうございました。

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合格体験記  京都大学法学部 現役合格 H・K

 

 僕が三樹学園に入塾したのは、高校一年生のときでした。元々数学は得意でも苦手でもなかったのですが、志望校である京都大学の入試では、数学が合否に大きく影響する重要な教科であるということもあって、数学を「稼げる教科」にしようとの思いで入塾を決めました。

 

 高校一年・二年の頃は、特に計画を立てるわけでもなく、ただ闇雲に、学校と塾の授業を受けて、宿題が出たらそれをこなし、ときに塾の復習を「復習ノート」にやることの繰り返しで、それ以外には何もしていませんでした。にも関わらず、高二の中盤以降になると、中学の頃は七~九割と安定していなかった学校の定期テストの点数が、次第に九割以上で安定するようになり、全国模試に至っては、もともと得意だった英語よりも、いつの間にか数学の方が良い成績を取れるようになっていました。これは間違いなく三樹学園のおかげだと思っています。三樹学園では、高一・高二の頃は、先生が作ったオリジナルテキストを使って授業が行われていました。それに載っている問題は、決して多くはなく、かといって少なくもなく、適量の、かつ頻出で基礎的な良問が中心となっていたので、それをやっていることで、効率良く数学の能力を伸ばすことができたのだと思います。大学受験数学においては、ある程度の練習量をこなしてパターンを覚えてしまえば、どの問題にどう対処すればいいかが、何となく分かってくるようになるということがよくあります。それを、三樹学園での高一・高二の時期で、確立させることができました。

 

 高三の夏休みからは、志望校を意識した勉強を始めて行きました。京大過去問二五か年を買って、夏休みの京大模試の前後に、合わせて十年分くらいを一気に解きました。今から振り返ると、これは大正解でした。夏休みという早い時期に自分の現在位置を知ることができ、さらにある程度の感触をつかむことで自信にもなりましたし、何より本番直前期に焦って過去問演習に追われるようなことにならないで済んだからです。早い時期に、数学に見通しが立つことによって、他の教科に充てられる時間も増えます。志望校の過去問は、できるだけ夏休みくらいの早い段階でやっておいた方が良いです。

 

 共通テスト対策は、井元先生の仰っていたとおり十二月半ばから始めました。問題のレベルよりも、時間制限が厳しい試験なので、共通テストの勉強をするときには常に時間を意識するようにはしていました。

 

 これは共通テストに限った話ではありませんが、本番ではどんな人でも緊張します。緊張すれば当然本来の力を出しにくくなります。緊張状態の中でも冷静に、クールに判断をすることが受験生には求められるわけです。それには日頃からの本番を想定した練習をするより良い方法はありません。具体的には、過去問に取り組む際にも、本番と同じような緊張感、心理状態にもっていってから解き始めるということを僕はやっていました。この緊張感に慣れると、本番の試験会場でも、他の受験生よりも精神的に有利な状態で受験することができるわけです。

 

 これが功を奏したのかは分かりませんが、最終的に僕は共通テスト、二次試験ともに無難に乗り切ることができました。これもひとえに三年間という長い間、僕を指導してくださった井元先生のおかげです。本当にありがとうございました。


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合格体験記  京都大学法学部 現役合格 K・H

  

 僕は、数学は自分で問題集を多く解いていればそれでいいと思っていました。しかし、高校三年生になり、受験を意識した時に、暗記科目とは違い、実力アップを実感しづらい数学において、明確な指針が欲しいと思い、三樹学園に入りました。

 

 三樹学園では、その場で問題を考え、頃合いを見計らい、先生が各々にヒントを言ったり、方向性の間違いや答案記述方法の間違いを指摘した後に解説するという授業スタイルでした。そのスタイルが、一人で勉強しているとき、分からないとすぐに解答を見てしまう僕を矯正するにはピッタリでした。

 

 じっくりと考えた後で、先生の非常に丁寧な解説を聞くことで、一人で勉強していた時と比べて、問題の大事なポイントをより深く理解し、頭に定着させることができました。

 

 さらに、三樹学園では、答えをただ求めるだけではなく、順序立てて丁寧に説明していく答案を作る練習もできました。このおかげで、これまでのように、模試で「説明不足」と書かれて減点されることも無くなりました。

 

 このようにして、僕は数学の能力を高めることができ、それが合格につながったので、本当に三樹学園に通って良かったです。


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合格体験記  奈良県立医科大学医学部医学科合格  K・T

 

 「感謝」

 

 私が三樹学園に入塾したのは高校入学の春でした。三年間井元先生に数学を教わりました。私が思う先生の授業の特徴は主に二つです。

 一つ目は、学校での勉強を第一に考えてくださるということです。受験勉強では学校の勉強が軽視されがちですが、一日の大半を過ごす学校での勉強をいい加減なものにしてしまっては、もったいないと気付かされました。学校の定期テストが近付けば、井元先生の授業内容もそれに向けたものとなり、学校の教材であっても分からないところは質問し、すぐに解決することができました。さらに「やるからには、数学以外の教科も熱心に勉強しよう」というやる気が起こり、結果、すべての教科の成績が良くなっていきました。

 二つ目は、一つの問題に時間をかけて深く考える訓練が自然にできるということです。分からなくても投げ出さず、粘り奮闘することの大切さや、自分で解決できたときの嬉しさを知りました。

 三樹学園では、数学はもちろん、それ以外に勉強に向かう姿勢を教わりました。私がこの春、志望大学に合格できたのは、井元先生に勉学の礎を築いて頂いたおかげです。本当にありがとうございました。


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合格体験記 京都教育大学 教育学部 現役合格  I・N

 

 

 私が今振り返って一番思うことは、受験勉強において復習が本当に本当に大切だということです。学校、塾、テレビなどいろんな所で「復習は大切、何度も同じ問題を出来るようになるまで反復しなさい」というようなことが言われていますが本当にその通りだと受験を終えた今胸をはって言えます!特に数学に関しては。

 正直私は受験勉強をはじめた当初は同じ問題を何度も解いて何の意味があるのか、それなら新しい問題をやったほうがいいのではないかと思っていました。でもそれは大間違いでした。

 私は小学校中学校と数学(算数)は大の苦手教科でしたが高校ではそれほど苦手意識はなく受験勉強でも飛び抜けて苦労した教科ではありません。なぜかと考えたときに出た答えはズバリ復習・反復していたからです。

 私は高一のとき、毎週一回数学の小テストと問題集のノート提出があったため、学校の授業でならった分はその日のうちに問題集で復習、週末は小テストの勉強で問題集を、さらに定期テスト前にはまた問題集、と同じ問題を計三回、多いときは五回ぐらいやっていました。

 これだけやると問題集の問題はほぼ覚えてしまうぐらいで、模試などでも「あっこれ問題集でやった」となることも多々ありました。こんな感じで私は数学に関しては高校になって復習・反復が習慣化されていたため今まですっと苦手だった数学が苦手ではなくなり、そのため三樹学園でレベルの高い問題にも取り組むことができたんだと思います。

 受験生は復習が大事だとわかっていても、やるべきことが多い上に時間も限られているためどうしても時間がかかり、かつ地道な復習・反復は後回しになってしまうことが多いと思います。でも私は受験を終えた今、勉強の優先順位としてまず第一番目に復習・反復をするべきだと考えます!経験上覚えてしまうぐらい反復してはじめて自分の力になります!(模試などで類題がでた時に解ける)

 なのでこれかは受験生としてがんばる人には、復習・反復を死ぬ気でがんばってほしいです。成果はすぐにでなくても必ず復習・反復を続ければ受験本番には大きな成果として現れると思います!

 

井元先生へ

約二年間、細かいところまで丁寧に教えてくださりありがとうございました。

井元先生は集団授業のときも一人一人の出来具合をみてくださり、いつもなかなか解法が思いつかない私を見捨てず教えてくださり、本当に感謝しています。

ただ解法を言うだけでなく、その解法になるまでの考え方やプロセスまで教えてくださったので、納得して数学の問題に取り組めました。

本当にありがとうございました!


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合格体験記 

第一志望 畿央大学健康科学部理学療法学科合格・進学 

                                 H・Aさん


 現役生としての大学受験に失敗し、再チャレンジを決意した私は、四月から三樹学園に通い始めました。

 数学ⅠAと英語の2教科に絞り込み、まずは基礎から取り組み直すこととし、3カ月間で一通りマスターすることを目標にしました。畿央大学、佛教大学の理学療法学科は近年受験倍率が約十倍で推移しており、科目を絞り込める代わりに正答率が最低八割以上なければ合格が厳しくなっています。数学ⅠAではその範囲にとどまらない、難解でひねった問題もあり、問いの数が少なく配点も大きくなるため、二問以上落とせば八割正答は厳しいと思われます。英語は全ての範囲から万遍なく出題されるため、単語と文法のかなりの量が頭に入っていなければ答えられません。前年は、これらのことを認識していなかったため失敗したわけですから、目標値は前倒しで達成し、九月までに百段階を三巡し、自信に繋げました。十一月の公募推薦までの二カ月間は、個別授業で対応にして頂き、過去問やチャート式、共通試験の問題を解き、時間を計ってスピードを早める訓練など、実戦に近い勉強法にシフトしました。結果、希望する大学に合格でき本当に嬉しく思っています。

 私は将来なりたいことがあり、そのため行きたい大学が決まっていました。オープンキャンパスに何度も足を運び、ネットでその大学の情報や先輩方の書き込みなどを見て、絶対に行く!という信念を持っていました。流されない信念を持つことは合格を勝ち取る上で重要だと思います。

 最後に塾長井元先生、講師の方々、皆さんの分かりやすい解説や、気持ちが折れそうになった時の励ましが、私の支えになっていました。本当にありがとうございました。


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大阪公立大学生命環境科学域応用生命科学類に現役合格、進学することとなったS・Yです。

 

 高校二年生から二年間、三樹学園に通わせていただきました。まず、勉強方法、時期等は合格した人間のうちで最悪の部類に分類されるはずなので見習わないことを始めにおすすめしておきます。むしろ自分の経験から思う注意点がほとんどなのでそこを読んで失敗しないようにして下さい。


【塾について】三樹学園の特色について勝手に思っていることですが、まずなんといっても個人塾であること。大手ができない、とは言いませんが少なくとも個人の力を見て細やかに指導し、見捨てずにいることができるのは個人塾の方で、それこそが強みだと思われます。結局最後はやる気の問題になってしまいますが、いざという時に先生ができる限りのバックアップをしてくれますし、融通は効きやすいはずです。

 それから、三樹学園では結局私はほとんどの部分を提出しないままになってしまったのですが、何ヶ月かに一回復習ノートを提出するということになっていました。おかげで不精者でルーズな私もテキストの分からない問題をやり直すことになり、解法を忘れずにすみました。きっちりやれば確実に成績は上がります。何か分からないこと、不安なこと、ヤバイことが、一つでもあれば先生に相談してみましょう。私は前期試験一ヶ月を切っているのに英語がまったく分からないと泣きつき無理を言って教えてもらうことになりました。そういう土壇場で融通が効くのも個人塾ならではのことなのです。まあ、本来は土壇場で悲鳴を上げないための塾なのですが。どうしても自分でできないならノルマを与えてくれるから塾、という形でもいいと思います(実際私が数学を習い始めたのはそういう理由です)。個人塾なら課題をやっていない、勉強をしていない、みたいなことはすぐに先生から注意がきたりするのでダレないですみます。正直、お世話になった塾に寄稿するのにこんなことを書くのもどうかとは思いますが、塾は絶対に必要なわけではありません。自力で勉強できるならそれでもいいと思います。自分に合うところ、合わないところもあるのでそれで成績が上がるとも限りませんし、自分がやらなければどんなにいい先生に習っていても意味はありません。ただ、実際には自分だけで勉強を進めることができない人はわりと多いと思います。その時には塾に通ってもいいと思います。ある意味、それを克服するための塾だと勝手に思っているので、もし学校のやり方が合わない、自分で勉強が上手くできないというのなら、一度塾に通うのもいいと思います。一度試しに教えてもらうだけでもいいです。これならいける、と思ったら入ればいいと思います。もちろんその時には両親にお金を出して行かせてもらっているのだということを、お忘れなく。


【勉強について】まず、私が三樹学園に入ったのは高校二年生の時です。ちなみに中学は別の塾に行って数学と英語を個別で習っていました。高校に上がる時に、一度自分の力で勉強しろ、と言われ塾を辞めたのですがその後の一年間、高一の成績は悲惨でした。残念ながら詳細は既に覚えていませんが。そのヤバさに両親が危機感を覚えて探してきてくれたのがこの三樹学園です。コース分けのテストをしてから入塾させていただいたのですが、その頃は趣味や学校のクラブ優先で(しかも二つかけもち)いたので先生には申し訳ないことに、他の人に比べて熱意や本気度はなかったと思います。それでも根気よく教えていただいたおかげで夏休みに確率や場合の数、論理と集合の範囲は随分とマシになりました。あと数Ⅲも早めに教えていただいたおかげで(悲鳴もあげましたが)、息切れしながらもやっていたためにその後が楽になりました。もしかしたら自分から教科書とにらめっこしていたことも良かったのかもしれません。高三になって別の塾に英語と化学を習いに行くことになりました。その時に、時間の無駄になるだろうからそちらへ数学も移したらどうか、と言われたのですが既に三樹学園で慣れていたこと、移った先で合う先生に会えるか分からないこと、などの理由で両親の説得も聞かずに「このままで」と続けることになりました。中学受験をして中高一貫でやってきた口なのですが小学校からずっと少人数制のところにしか行っていなかったので全てを大手に移行することに警戒していたこともあります。友人らは自力でできる方法を確立しきった人か、もしくは大手に行く人のどちらかがほとんどだった(後者の方が多かった)のですが、それは個人の性格や環境に依るところが大きいと思います。私は三樹学園は良いと思いますが、別の科目を他で受けるのもアリだとは思います。私が例になりますが少なくとも二つの塾までなら両立は可能です。やる気さえあれば。高三の夏休みが終わるまでは正直クラブ優先で大丈夫だと思います。ただし、秋から本気で追い込まなくてはいけないのでクラブをおすすめはしません。可能性も少しずつ狭くなっていきます。特に女子は最後で上げようとしてもなかなか一気に上がらないことが多いそうなので本腰を入れないまでもある程度は早めに進めておく方がいいでしょう。女子に限りませんが。


<防衛大学校受験>私の本当に受験を見た勉強のスタートダッシュは非常に遅い上に珍しいものがあると思われます。私の高校では二学期初頭に防衛大学校の入試を受けてみないか、と言われました。無料で受けられること、いわゆる普通の大学の二次試験で使う科目を受けられること、二学期中頃という早い時期に試験があり他より受ける際に負担が少ないこと、受かっても辞退できることなどからすすめられたのだと思います。まだうまく感覚がつかめていなかった私はそこで本気で勉強してみよう、と決めました。ちなみに、文系の合格率は非常に低いので相当の自信があるか不合格でもまっく気にしないで済むような肝の太い人以外はあまりおすすめできません。対して理系は一次試験でとられる人数自体多いのである意味気軽です。もっとも、年々偏差値が上がっているそうなので軽く見たら足元をすくわれるとは思いますが。また、防衛大学校は私の年から一次試験の科目の中に小論文もあるので安易に受けると後悔することになるとは思いますが、二次試験で小論文が入る可能性がある人はやっていて損はないはずです。文を書く能力は社会に出てから必要とされる可能性も高いことですし。また、いかに早く、かつ正確に問題を解くかを求められていたため、私立や問題の多い大学を受験するには非常に役立つかと思います。まずそこで化学を本気で勉強しました。夏休み最後の約一週間で半分終わらせていたのですが、もう半分を学校と塾の合間に解いて、試験までもうあと一週間ほどでようやく一周しました。間違った問題に付箋紙をはったのですが一周目はカラフルになりました。ただし、それだけでかなりの部分が理解できるようになりました。数学では行列なども入ってくるのでそれも慌てて一週間で何とかして仕上げました。もちろん他の分野も基礎はできていないと確実に落ちるのでプラチカ(三樹学園のⅠAⅡBの授業で使っていました)や学校のテキストも同時平行でやり直しました。英語はとにかく英単語をつめこむことにしました。分からないものに付箋紙を貼ろうと思ったらやっぱりカラフルでした。思わずめげそうになりましたが追い詰められてから無茶なハードルを越えるタイプなので気を取り直して自分がどこまでできるか試すことにしました。後で先生に時間の無駄だとバッサリ切り捨てられましたが、やる気が出たのでひとまずよしとしておきます。これを読んでいるのが春なら英語の講習を真面目に一考してみるといいでしょう。ともかく、「ぼん単」なるとある塾の英単語帳をいかに白黒に戻せるかを張り切っていました。それから学校の英語の授業は学級崩壊状態だったので諦めて単語暗記と気に入った問題集を延々解きました。話は飛びますが、学校の授業は大事だとその頃心の底から本気で思いました。周りの人のためにも静かに勉強しましょう。自分は良くても真面目な人が一番迷惑するので。私は元々の夏バテに加え、うるさすぎるのとマナーが悪すぎるせいでとうとう本当に気分が悪くなって何度か保健室に行きました。反抗もほどほどに。話を戻します。小論文は試験一週間前から学校の国語科の先生に添削していただきました。定期試験があったのでそれまで小論文はやめろ、と言われたためです。そんなこんなで自分に大量の課題を与えたことで一気に理解できるようになりました。今本気で思っていることですが、分かり始めると後はなんとかなるので基礎固めは何が何でも夏休みまでしとくべきです。本当は。

 

また、ここで大体どうすれば自分は続けられて、かつ成績を伸ばせるのか、が大体分かってきました。遅いです。やっぱり高三になる前に模索しておきましょう。


<共通テスト>二学期になると学校で共通テスト対策をしてくれるとのことで、家では二次のことしか考えていませんでした。要するに昼は共通テスト、夜は二次対策でした。休日は家にこもっていると息が詰まりそうだったので、外で勉強していました。冬休み中に学校で共通テスト対策の授業があったのですが、問題をさっさと解いて採点、できていないところを見直して覚えたら後は勝手に食堂で共通テストパックと二次の問題集(共通テスト範囲)をやっていました。ちなみに図形が壊滅的な私は共通テストといったらベクトル。というレベルで二次用の問題を延々解き続け、直前に過去問を解きまくり、共通テストレベルのベクトルが解けるようになったのは、共通テストがある週の木曜日。最後まで諦めなかったら意外となんとかなりました。受験は諦めが悪い奴の方がいい、と言われる理由はそれだと思います。いくらギリギリでも解いた者勝ちですから。英語、化学は防大受験と同じような感じで勉強を続けていました。これも直前まで共通テストには切り替えていませんでした。地理はやろうやろうと思ったまま見捨てることになりました。私の志望先はいわゆる一単位科目が使用できたので結局現代社会を選択しました。それについて一応書いておきますが、私が現代社会を一つ目に受けようと決めたのは共通テスト前日。担任の先生に突如として相談し、他の人には一言も言わずに断行しました。危険すぎるので皆さんはある程度志望校を決めたら本命あたりの使用科目を一度全て調べてください。どれだけ遅くとも正月までには。私はうっかり社会科を一単位でいいのか二単位なのか調べておらずもっと早く地理を切り捨てれば良かったと本気で思いました。勉強量が全く違います。プレッシャーも。結局は現代社会、地理の順でうけて両方まったく同じ点数(自己採点で54点)でしたが、一日目の一つ目が社会で、現代社会は始まってしばらく頭が白かったです。それで両方同じなのだから地理を一つ目に受けていたらなんて恐ろしい結果になっていたのかと自己採点時にゾッとしました。よい子だろうと悪い子だろうとマネしちゃいけません。理系なら社会、文系なら理科を普通は一つで済むはずですが理系の場合、地歴と公民を一つずつ合計二つ申し込んでおいた方がいいと思います。おかげで私は土壇場で地理から現代社会に変更できました。


<二次試験>私のクラスのみんなはほとんどが私立大学をためし受験するようでした。ただ私は経験上、一つ本気で何かをしたらその後一週間はまず頭が働かない、という状態に陥ることが分かっていたので不安がる両親の意見も聞かずに先手を打ち担任を説得してしまいました。受かったら行く、というならともかく受かっても行かないなら受ける必要性はないと思います。追い込むことはできても私立の試験は長いところもあるので、後で疲れてへばるなら逆効果です。お金と時間の無駄になります。もちろん、行って良かった、ということもあるでしょう。私は十一月に防大を受験していたこともありますから一概には言えません。これまでの自分の経験から考えることが一番だと思います。共通テストが終わった後一週間は何も分かりませんでした。頭が働かないために問題文すら読めないこともありました。ただ、そうなることは予想していたため「やっぱりか」と無駄にどっしり構えていました。また、共通テストが終わってから三樹学園の通常授業以外塾に行っていませんでした(しかもほぼ数学のみ)。花粉症だったのでこの時は家にこもってやっぱり防大受験の時のように何度も同じ問題集と過去問を解いていました。とりあえずここで私が言えることは、添削をしてもらってください。ということです。私は井元先生が出せ、と言った一回以外(しかもそれが本当に直前だった)学校も塾も添削してもらっていませんでしたが、普通しないことのようです。私はとりあえず詳しめの解説がある問題集の解説と学校の先生が書いた解答を目標にしていましたが無茶がすぎます。出題傾向や採点傾向は誰でもいいから聞きましょう。何か分からないことがあれば先生に相談しましょう。一人で解決しようとしても普通うまくいきません。英語はその頃に親子で井元先生に泣きつき、英語の先生とつなぎをとっていただきました。とりあえず教科書を覚えろ、と言われたままそれ以外はほぼやりませんでした。過去問の英作文やら英文を読むことだけはしましたがそれ以外は皆無。もうちょっと計画的にしようとすれば良かったです。それでもなんとかなったのはよくよく考えると中学の時にとにかく教科書の短い例文を覚えようとしていたおかげかとも思います。文系科目は本当に積み重ねが大切なようです。何よりも早めに頑張り始めましょう。損はしません。少なくとも理系だから英語が分からない、などと言っていたらほぼ確実に落ちます。単語と基本例文だけは覚えておきましょう。化学ですが、直前はほとんど手がつきませんでした。本番でも悲惨な結果(3分の2が白紙)になったので前日だけでも少しはやれば良かったのでしょう。ただ、化学は本当に一冊をやれば十分なようです。私は学校で配られた『重要問題集化学Ⅰ・Ⅱ』をやって一気に上がりましたがとりあえず自分にあってやる気さえ続けばいいと思います。生物はこの期に及んでもまったくやりませんでした。むしろノートすら見返さない状態。ただ、多分私は昔から生物が好きだったのでよく生物関連の本も読み、興味が出れば他を放り出してでもパソコンやらなんやらで調べていました。おかげでとりあえず最低ラインを越える自信は過去問を解いた上であったので完璧に見捨てました。そこまで自信がある科目があれば勉強量が必然的に減るので他科目に専念できていいと思います。得意科目があるなら心おきなく伸ばしましょう。

【受験当日】

・共通テスト持ち物はよく言われるものと、それから何より防寒対策を考えていました。むしろ他は鉛筆と消しゴム、腕時計、行き帰りの電車賃、弁当以外特に考えていませんでした。寒いと本当にキツイです。特に女子は気をつけましょう。一日目で体調を崩すなんてことがないようにしてください。あと、忘れ物がないか何度も確認しました。二日間あるのでモチベーションを保つのが難しいようですが、できる限り同じ気持ちで挑むべきです。二日目は前日にも共通テストをしていたことを頭から消してやるといいのかもしれません。自己採点はしないで行きましょう。結果の如何に関わらず調子が崩れます。試験前には是非トイレに行きましょう。どうでもいいように思えますが意外と大事です。私と友人一人は社会の間トイレに行きたくてあまり集中できていなかったのではないかと思います。体にも悪いですしね。あと試験会場によっては椅子が堅い場合があるのでその場合は座布団かそれに変わるものを持っていった方がいいと思います。わりと同じ高校に同じ試験会場を振り分けることもあるようなので、先輩に会場はどうだったかを尋ねておくといいと思います。それから、安心のために苦手科目のまとめノートを持っていくのもいいと思います。


・二次試験私は運よく教室で一番若い番号だったために一番端の席で移動などが楽でした。また、廊下側だったので窓際席に比べて寒さにやられないですみました。やっぱり下見に入った方がいいのではないかと思います。私の場合は顕著ですが、自分がどの当たりの位置に来るのかを一教室に入る人数と自分の番号から推測できますし、それによって防寒対策も少々変わってくるのではないでしょうか。荷物はセンターの時とさして変わりません。ただ、苦手な科目のノートを忘れてがっかりしました。休憩時間もやっぱりセンターのように過ごしました。ただ、友人の中に府大を受ける人がおらず始終一人でノートを見るか爆睡していました。前日はよく寝つけずに少々寝不足だったのでかなり睡眠を優先していました。

 

試験は楽しんだ者勝ち、と言われたことはありますが、本当にそうです。実際に本番の最中に楽しむ余裕がある人は少ないとは思いますが、自分の力を見極めるチャンスだと思っていきましょう。また、実際に自分の力がどんなものかなんて関係なく自分ならできる!と思っていきましょう。おごりは禁物ですが少々の自信過剰なら大丈夫です。


【志望校】正直大学を決めた理由は単純です。ただ植物の勉強をして稲を育てたいという夢があったので農学を選びました。だから大学はどこでもよく、やりたいことをできるところ、という縛りだけでした。とは言え、未だに日本全国でも農学はあまりなく(私が見つけられなかっただけかもしれません)、さらに、したい分野や知識を学べそうなところは少なかったので相当な縛りとなってしまいましたが。それから中学受験の際に私立の中高に行ったら大学は国公立だけ、と言われたので国公立しか眼中にありませんでした。その上関西圏で自宅通学可能範囲という恐ろしく狭い範囲でした。皆さんはもう少し広い視野を持ちましょう。私はルーズかつ適当な性格をしているので目標は高めにしておかないと1、2ランクは下がるタイプなので高三の夏休みまでは京大志望にしていました。夏休みに入る前にザックリ言うと「今のお前じゃ現役で京大とか無理」と宣告されました。実際自分でもそう思っていたので仕方なくランクを下げて趣味ができるところを探し、大阪府立大学を見つけました。とりあえず一旦はそこに決め、夏休み中にオープンキャンパスに行きました。京都府立大学も候補だったのですが見つけた時には既にオープンキャンパスが締め切られていたので縁がないのだと割り切りました。ちなみに大阪公立大学は昔新聞で「植物工場」なる記事があり、農学にわりと本気で興味をもったきっかけの大学だということを受験直前に思い出しました。不思議な縁もあるものです。二学期の終業式あたりで三者面談があったのですが、そこでは「今のお前じゃ大阪公立は無理だろ」という担任たちからの意見を全く聞きませんでした。むしろ「この成績じゃ普通は無理」と言われたおかげで「じゃあ滅多にないことを起こして見返してやろうじゃないか」とそのまま進み、結果として勉強を更にすることになりました。後期は共通テスト後に奈良女子大学から福井県立大学へ変えました。奈良女はC判定でチャレンジ校だと担任に言われたこと。自己採点を別の塾に報告に行った時、その成績ならA判定の農学部はたくさんあるから探してみろ、と言われたことです。奈良女には「農学部」はなく、教授さんたちは良い人たちだ、と親や先生から言われていたものの、好きなことができる学校が他にあるのなら、という感じで共通テスト後に意外とあっさり変更しました。それまで他人の話を聞き入れなかったのは、一度ランクを落とした時にこれ以上落とし続けたら絶対にどこの大学にも入れない程度のことしかできなくなる、と思ったためです。志望校の変更なんて共通テスト後にも大概効きます。始めから「自分じゃ無理なんだ」と思ってランクを下げていかないようにして下さい。現実を見ることは必要ですが「今現在」と「本番」の力は意外と違ったりします。最後まで粘って粘って粘りましょう。なんともならないことも多いですが、なんとかなることも意外とあります。とりあえず自分を信じてください。先生の言うことは聞いた方がいいですが、最後の選択だけは自分でしてください。将来後悔をしないために。中には早い段階から自分に見切りをつけてしまったせいで高三の二学期あたりで落ち込んだり、共通テスト後に自暴自棄になりかけていた人もいます。とは言え、私ほど頑固に突っ切る必要はありませんが。


【メンタルについて】精神面について語られた覚えがあまりないので私はここでいくつか語ろうと思います。本番で結果を出すためには体と心が元気であることが必要だと思います。ひどく落ち込んだ時、テンパっている時にはミスを多発させやすいですし、やる気がすごくある時には意外と色んなことができます。そんな風に、試験本番に結果を出すためには精神面もかなり関わってきます。

まず、ストレスをためすぎないこと。たまったらとりあえず鬱憤を晴らすこと。我慢しすぎて自滅する人もいるので愚痴を言えるなら言うこと。ストレスをためるのは体にも悪いです。バランスを崩します。それだと頑張ってもあまり伸びなかったりイライラして良くないです。ダレたらいけませんが楽になるなら愚痴りましょう。できれば受験生同士より先生や家族の方がいいと思います。受験生同士だと甘えが出ることもしばしばのようで「みんなできないなら私もそれでいいや」になる人もいるので。もちろん言いやすい人に言えばいいのですが。それから、追い詰めるのはけっこうですが、暗くなりすぎないこと。ただしテンションを上げろ、と言われても無理に上げなくていいと思います。むしろ上げたら疲れて下がるタイプなら逆効果です。それより自分が常に保てるラインを探ってそこに保つようにした方がいいでしょう。私は毎日朝晩一回ずつは同じBGMを聞き、ストレス発散に小説と絵を書いていました。方法は人それぞれですが最も効率よいものを見つけておくと後が楽です。私はどれだけ内面がおかしくなっても全部笑い飛ばしてしまえ、と過ごしていました。追い詰められた雰囲気の中で折れないことが重要です。ちなみに受験中の口癖は「成せば成る」「人間根性」「肝心なことには諦めを悪くしよう」でした。おかげで前期が終わった後に母親に「あんたは明るい受験生だね」と言われました。


【最後に】色々書いてきましたが、私はなんとか志望校に受かりました。それは奇跡みたいなものですが、この結果は私一人でなく色んな人のおかげです。親兄弟や学校・塾の先生やクラスメイト、先輩後輩、なかには顔も名前も知らずとも関わってくれた人もたくさんいます。おそらく私が生まれてから関わってきた全ての人のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。それから、井元先生、先生! 最後までギリギリを突っ走っていた私を見捨てずに面倒をみてくださって本当にありがとうございます。これから受験をする方もどうか信用信頼できる先生や知り合いを一人でも多く見つけて、もちろん自分自身でも力を磨いてください。頑張れば絶対に叶うわけではありませんが、努力しなければ叶いません。どうか高校を卒業した春に笑っていられるように勉強しましょう。頑張って下さい。

三樹学園

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